「誰そ彼」出演メンバーに、作品について聞いてみました!

それぞれが語る見どころ、ぜひ劇場で確かめてくださいませ。

 

★「誰そ彼」ってどんなお話?(もしくは脚本の印象)

☆ズバリ、見どころは?

松本亮

30代の独身フリーター男性が弟に実家を更地にするからと言われ荷物整理しよう実家に帰ったら誰も住んでいないはずの実家に妖怪たちが住んでいて、その妖怪達がなぜか見えちゃった。
さぁ、どうなっていく。
是非是非、劇場でご覧下さいませ。

妖怪が出てくる映画やアニメは沢山ありますが、浮世企画が描く妖怪と人間の関わり方を、物語を見る中で楽しんでもらえればなと思ってます。
舞台でしか出来ない事も沢山あるので、劇場に来てその目で見ていただきたいと思ってます。
よろしくお願いします。

田中博士

忘却と、追憶の話。


『誰そ彼』を観終わった後に、そういえば最近連絡取ってないけど、あいつ、どうしてるかな?みたいな、頭の片隅にずっと居る何かしらの記憶が蘇ってくる。
そんな作品になったらいいなって思います。

綾乃彩

妖怪やら人じゃないモノが出てきたりと(笑)、浮世企画というユニット名の通りファンタジー要素たっぷりの浮世離れした設定の中で繰り広げられる、見たいものしか見ないようにしてきた家族のサバイバルみたいなお話だと思います。

家は家族が集まる場所。
でもこのお話には人以外の心を持つモノたちが集まってきます。
私も20歳の頃に生まれてからずっと住んでいた家に帰れなくなり、あの家を手放したからこそ家族がまたひとつになれました。
何が正解かは分からないけど、家族という一番近くて厄介な人たちがもがきながら今日を生きている愛おしい姿を是非劇場で観て下さい!

櫻井馨織

日常の中で意識せず、思っている、感じている、やっていることのおはなし。
意識しないから、それに気づけなかったり、流れていったりしてるけど、本当はとても大事なことで、きっとそれが"見えないものたち"として表されているんだと思う。
非日常っぽいのにとても日常的な、たくさんの大事なものたちが、あちこちに散らばっているような、そんなおはなしです。

何度も見て欲しくなるストーリー、そしてキャラクター!!!
一度だけでは理解できないところも、楽しみきれないところもあると思うから、味の濃いキャラクターを、お話を、何度も何度も噛んで、飲み込んで、味わって欲しいです!!

小野匠

すごくハッとさせる内容でした。
見たいものだけを見て、あったことをなかったことにする。
一般論や世間体という言葉や無意味な謙虚さを盾に、見たいものの形を都合の良いように変えて生きてきた人間。でも、本当はどこかでどうしたいか意識している。そんな意識が形になって現れたのが人間以外の者。
その両者が思い思いに過ごし、ぶつかっていった先には何があるのかなって考えさせられる作品でした。

何気ない会話の中にぐさっと刺さる言葉があったり、舞台だからこそ味わえる空気感。
それと、もし観れるのであれば人間が人間以外の者に言われた言葉でどう響くのか、その瞬間を観てほしいです。



松本D輔



ストーリーが進むにつれて あの時あの人がこんなことを言っていたな というのが 心地いいタイミングで来て観てて心地がいいです。



言われたくないことをひとが言われるところ言うところ。

髙橋龍児(ブルドッキングヘッドロック)

向き合わない家族と、そこで疑似家族の様に暮らす妖怪たち。
主人公の眞一郎は、読んでいて共感も嫌悪感もありました。
それは僕自身が長男だからなのかもしれません。
すごく身近にあるテーマなので余計にそう思わせられるのかも。
そしてそれに向き合おうとする勇気は相当なものだと思います。
まして弟に謝るというのは、結構…辛いんですよね。笑

今回出てくる人たちの強烈すぎる個性。
顔合わせの日に膝が震えました。。
疑似家族をしている妖怪たちが、眞一郎を家族に向き合わせるところ。
円の中に出てきた円、のような妖怪たち。◎の、ような……すみません、何言ってるか、分からないですね。



成瀬志帆



シリアスでコメディーなリアルファンタジー。



友達になってみたいような登場人物たち。


鈴木アメリ


え!まじか!
ゾワっとしたぞ!
いいじゃんいいじゃん!
タソガレおもしろーい!
あ、これタソカレって読むの?誰そ彼と書いてタソカレね、了解!


個性溢れる愉快な登場人物達による繊細で小気味好い会話。そして、松本亮くん演じる主人公、原守眞一郎が××になっちゃう衝撃的な展開!



ぎたろー (コンドルズ)



一軒家で人間と妖怪が織りなすシチュエーションブラックコメディ!と思ってます。



登場人間と登場妖怪がちょうど半々!それぞれに考えがあるので、誰を軸にみるかで物語の見え方がだいぶ違います。
そこが面白い!と思うので2回観て欲しいです!



本井博之


妖怪とか出てきますが、現在の日本が抱える諸問題が浮かび上がってきます。


人間vs妖怪vs化け物vs悪霊の4way対決。
日本社会の闇にせまります。