「あぶく」にちなんで夢のはなしを集めてみました。(illust:m.i)

浅利ねこ

死後の世界の夢。
階段から落ちて死んだ私の魂は、その日その地域で死んだ人の魂の集合場所に集合し、添乗員さんのような女の人に連れられて墓地へ行きました。
墓地には、我々魂(と霊感の強い人)だけに見える古い一階建ての宿舎があり、わたしたちはそこの一番手前の部屋に通されました。
宿舎には七つ部屋が一列にならんでいて、一番奥には管理人の部屋と、上下に続く階段(暗くてその先がどうなっているのかはわからない)がありました。
前の日に死んだ魂の先輩が教えてくれた話によると、わたしたちは1日ずつ部屋を奥へ移動し、最後の7日目に、管理人の審査を受け、階段の上へ行くのか下へ 行くのかが決定されるシステムのようでした。


今城文恵

晴れ渡った青空の下、でっかい草原で級友や憧れの芸能人や家族や知らない人や、とにかく訳の分からないメンツでかごめかごめをする。
いい大人たちがよってたかって、笑いながらかごめかごめをする。
なんだか小さな恋物語や友情も、そこここで生まれる。
バカみたいに平和な夢


大石憲

ひよこが列を作って道を渡る。かわいい。
鋼鉄製の巨大ロボットが何十台も迫ってきてひよこ達を一踏みで潰す。身を委ねるしかない圧倒的な力。
場面は変わって大きな円状で階段式に下がっていく住みかがあり、国を失った乞食達が大勢住んでいる。
一番したには白い湖がある。
「もぅ国が滅びてからだいぶたつな」
「そうだな、いつまでこんな生活だろ。」
すると湖から世にも美しい女神が出てくる。女神さまが救ってくれると乞食達は沸き立つ。
すると次の瞬間女神は手を広げ波動をくりだし、全てを吹き飛ばした。


小笠原佳秀

やたら薄暗くてやたら入り組んでる服屋。服を物色中に貼紙を発見。

「バイト募集中」

フーン、と思いながらもハンガーラックに掛かっている服が黒い服ばかり。
ハンガーの角に光沢のあるマントで体を隠している女性がいる。なんだろう。
更に奥に進むとコの字になっている通路が。ここにはハンガーラックはない。
替わりに知り合い達がダウンジャケットを着込み、ズラリと立っている。その中の一人が言った。

「よぉ!このダウン買わない?」

バイト募集の意味を知る。
そんな夢。


小川貴大

なんとなく思い出すというよりはふとした瞬間に浮かぶ、記憶なのか夢で見たのかわからないようなイメージがあるのだけれど、そのうちのひとつに、自分はた ぶん5歳くらいで、大きいヨットが停まってる桟橋みたいなところで、なんとなくオーストラリアだと分かる。それで全然今より若い伯母さんにイルカのキーホ ルダーを買ってもらう。あまりに曖昧で漠然としたイメージなので、すげぇ青い空だし、記憶ではなくて昔見た夢だろと思ってたら、実際にオーストラリアで伯 母さんからイルカのキーホルダーを買ってもらってるらしくて、たぶん小さい頃の記憶って何度か夢でも繰り返していて、なんとなく漠然としたイメージになっ てるんだな。もうイルカはどこかに行ってしまったけど。


河野真子

空を飛ぶ夢をたまに見ます。

腕は翼のように広げるわけでなく、そのまま自然に下ろした状態で。

飛び立つ時は少し膝を曲げてジャンプする要領で空を意識する。

ヨイショという感じで身体がフワリと浮いて、あとはピンと伸びた前屈姿勢に。
それから全身にムンッと力を入れると身体が上へ上へと昇っていきます。

かなり上空へ行くことだって余裕です。
逆にずっと低空飛行を続けることも。

ちょっと先の島へ降りたって散策することもしばしばで、なんというか本当に自由自在なんです。

ベタなんだけど、「鳥になったみた〜い!」と毎回感動。

夢から覚めると、まだ飛べるかちょっとだけ試してみて、やっぱりダメかとヘコむわけです。


正木英恵

くたばってる間、こわいゆめ3本立てをみる

1。
やたら思わせぶりな事を言ってくる知り合いの男の子に
茶目っ気たっぷりになーんちゃってと言われ、私のときめきがドッキリ企画の餌食になる夢

2。
ごっつうでかいゴリラ?に追い掛けられて必死に逃げてたら車があって
そこに隠れようと思って近づいたら、中でおもくそカップルがイチャイチャしてた夢
車おもくそ上下に軋んでました 欲求不満なんかなぁ

3。
妻帯者の妻の方からいきなり電話がかかってくる夢
怖すぎます