あぶく

大学4年の夏。
ノリが良くて友達も多い彼の部屋には今日も仲間が集まり酒を飲んでいる。
だけど彼、本当は誰も何も信用していない。
彼の理想とプライドはどこまでも高いのに、大学もバイトも就活も女も何もかも思い通りになってくれない。
今日も社会人の先輩はかっこ良くて、冴えない彼にアドバイスという名の自慢をする。
おまけに彼が住んでいるアパートは、道路拡張だかなんだかで取り壊されそうになっている。
彼の居場所がなくなるというのに、アパートの大家は頼りにならない。
なんだこれ。これなんだ。

———そして彼は、今日も目覚まし時計を止める。


出演

★役者紹介
大石憲
浅利ねこ(劇団銀石)
小川貴大(ハイベビ)
正木英恵(サイバー∴サイコロジック)

今城文恵
河野真子(オッセルズ)
小笠原佳秀(ボスカレ)

声の出演+α
岩田裕耳(電動夏子安置システム)


スタッフ

作・演出:今城文恵/舞台監督:鳥養友美/照明:富山貴之/美術:秋友久実/音楽:上野将文/衣装:鈴木美帆/宣伝美術:伊藤良介/宣伝画:大久保輝/映 像:上野将文、荻原勇太、三好由夏/広報・制作:pippi、植山なぎさ、斉藤彩香/当日運営:福田宏実/企画・製作:浮世企画/協力:幡野萌、オッセル ズ、劇団銀石、サイバー∴サイコロジック、ハイベビ、ボスカレ、メタリック農家、株式会社モーフィング

アンケートから

●若者の等身大の会話が面白い(55歳女性)

●現代の学生は大変だな〜と思ったけど。自分が学生の頃もあんな感じかな・・・?頭の中で考えたことを少しも実行できない感じ、でも現実に押し出してしまえば何となく歯車は回りだすもの・・・そんな感じを思い出しました。(39歳男性)

●隅々までリアルで複雑な気分になりました(20歳男性)

●サヤマ君って自分の学生時代に似てるなーと思って懐かしかった(24歳男性)

●自分の行動や生活にも思い当たるようなシーンが沢山あり、ドキッとしてしまいました。皆さんの自然な演技に思わず吸い込まれてしまいました(22歳女性)

●すごく面白かったです。特に彼の夢の中で皆がつけていた毛糸のモヤモヤが良かったです。私の好きな世界観でした(22歳女性)

●河野真子さんいいキャラでしたよ(53歳男性)

●エンディングは深かったです。各役者の方々の持ち味が引き出されていたせいか、それぞれ皆様が地で演じてらしたように自然に入り込めました。学生時代を思い出させてくれる面白い舞台でした(36歳男性)

●大学四年、最近ようやく内定をもらった身としては、もはや共感を通り越して“同調”してました。100分の会話劇で退屈しなかったのは久々です。本当に大好きなテーマで終始うなずいてました。後輩に嫌われてないか心配になりました(21歳男性)

●役者のことを好きになれる公演でした(22歳男性)

●空気が濃密すぎて、途中でちょっと頭が痛くなりました。わかるけど、あんまり見たくなかったなぁ、みたいな・・・でも見に来れて良かったです。はなえさんが美しすぎてびっくりしました。(27歳女性)

●音楽がとても良かったです。(23歳男性)

●なにがし→やさがし好きだわあ(22歳女性)

●うーん、なんだか新感覚。岩田さんの活かし方がすごく好き。

●なかなかなストーリーで面白かった。女の子に言いよられるシーンは特に面白い。みんな芝居がうまかった!(42歳男性)

 

 

【演劇を観る頻度】

小劇場がいかに固定客で回っているかを示したグラフとなりました。

それはそれで良いのですが、もうちょっと青と赤の割合を増やしたい浮世企画です。

 

 

【職業】

意外にもデザイナーの方が複数いらっしゃいました。

 

 

【年齢層】

題材、出演者の年齢もあり、20代前半のお客様が特に多かったようです。

 

 

【性別】

まさかの比率ですが、客席がこんな逆ハーレムになっていたのではなく、アンケートに答えるのは男性の方が圧倒的に多いと言うことです。

【好きな劇団、映画、アーティスト、作家】

ケラリーノサンドロヴィッチ(ナイロン100℃)/電動夏子安置システム/柿喰う客/バナナ学園/クロムモリブデン/本谷有希子

こちらは複数の回答がありました。特にケラさんは全く他がかぶらない中で5人の方がお好きと言うことで、さすがでございます。大人計画や新感線など他の大劇団様が一切出ていなかったのに。浮世企画とナイロンには共通の何かがあるのかしら、と都合のいい解釈を思いつきました。

 

トレインスポッティング/タクシードライバー/アメリ/アイアムサム/トップガン/沈まぬ太陽/ファントムオブパラダイス/北京ヴァイオリン

司馬遼太郎/五木寛之/桐野夏生/村上春樹/よしもとばなな/連城三紀彦

syrup16gsalyu/デレク・ベイリー/アルバムリーフ

高木正勝/ジョルジュ・ルオー

野田秀樹/蜷川幸雄/ハイナー・ミュラー/ハイバイ/ナカゴー/五反田団/タカハ劇団/キリンバズウカ/コマツ企画/ひょっとこ乱舞/アイサツ/維新派/時間堂/デス電所/サンプル/ユリイカ百貨店

ジャンル別に順不同で並べました。実に多彩なラインナップです。

しかし映画が意外に渋いですね。ミニシアター系が多いかと思いきや往年の名作的作品が多いのは、なんだかんだ言って一番印象的なのは大作と言うことでしょうか。

一番ばらつきがあるのはアーティストですね。

ところでこの『作家』『アーティスト』という言葉を捉えるのに、一応美大から生まれた浮世企画メンバーなどは美術シーンで言うところの意味、すなわち画家なり写真家なりに直結してしまうのですが、普通は違いますよね。

劇団は今の小劇場シーンを量るのにとても面白いデータになりました。もちろん二大巨頭は言わずもがな。